いけ花ギャラリー賞のサイトに私達の決定を載せました。
その後、パスタ氏からはなんの反応もありません。
ブランからはいけ花ギャラリー賞のサイトに決定を
載せるや、5分もしないうちにメッセージが届きました。
「たった今、ニュースを読んだところです。
心よりお礼申し上げます。
貴方の公平な態度、さらにいけ花の本当の精神を
反映させた決定にお礼申しあげます。
また、他のポストで、今回の件に関連し、いけ花教師の不親切な態度に遭遇したと書いておられましたね。とても申し訳なく思っています(これは私の英文ブログに載せたポストのことです)」
パスタがどう動くのか、まだ分かりませんが、私達の決定に納得してもらえればありがたいところです。ひとまず、一件落着と見なしていいのかもしれません。
海外で生け花をやっているということ。
それがある種の方々に、独特の優越感をもたらすということ。
そこまでは、まあ、いいのでしょうが、
この優越感故に、いじめ、パワハラ、排他的態度などが起こり易いということ。
実際、よく起こっているのです。
リーダーなり流派なりが、
きちんと対応を考えてほしい問題です。
場当たり的な対応ではなく、もっと抜本的な対応を望みます。
ひとつヒントになるのは、池坊の指導方針です。
この連続記事の前のポストで少し触れています。
他の流派、特に大手流派に見習ってほしい点です。
技術指導をもっぱらとするのではなく、
生け花は精神文化であるという側面も
海外では伝えていただきたい。
精神文化などというとなんだか大それたことのようですが、
そうではないのです。
日本で「当然、華道をやっている人ならこうであろう」
と一般の方が考える常識的なことです。
マナーとか、たしなみとかいった日常的なことも含みます。
それが海外にはないわけです。
基本的に、そう思っていただきたい。
ですから技術指導だけでは、不十分なのです。
技術を教えただけで、生け花を教えたということにはならないのです。