華道家 新保逍滄

2018年6月27日

一日一華:締め切りが破れない

私は締め切りを破ったことがほとんどないように思います。 確かに、人生後半ともなれば、締め切りをうっかり忘れていたとか、体調不調でお手上げ、ということは何回かあったと思います。ただ、自分がきちんと意識した場合、不思議とやり遂げているのです。 原稿依頼の締め切り、 彫刻制作の締め切り、などなど。 実は、今日も無理だと思っていた6000語の英文論文を仕上げ、 学会誌の担当者に送付したところです。 時々、よく間に合ったなあと自分でも感心することがあります。 周りの人たちにもよく感心されています。 「だめだあ...

2018年6月25日

一日一華:再び新書について

先に、「最近、新書は劣化したのではないか」などと書きました。 https://ikebana-shoso.blogspot.com/2018/05/blog-post_21.html ところが早速前言撤回。 神道について知りたくて、買った2冊が面白かったのです。 「神道とは何か」伊藤聡、中公新書 「神道・儒教・仏教」森和也、ちくま新書 もちろん、神道はとても奥深いもので、ほんの数冊読んで何かがわかってくるというものではないのです。 ただ、禅宗の思想があまりに神道に似ているという思いがずっとありました。...

2018年6月21日

生け花とコンクール(2):グーグル翻訳を訂正

先に投稿した記事にグーグルで翻訳した「生け花とコンクール」についての文章を載せていました。あのままではやはり意味不明のところがあります。以下で最低限の訂正をしておきます。 https://ikebana-shoso.blogspot.com/2018/06/blog-post_38.html 「私たちはIkebana Gallery Award(IGA)を宣伝しようとしていますが、 "私たちの主人 マスター(あるいは)先生はIkebanaを裁かれる は審査されるべきではないと言った" "なぜ競争しなければならないのですか?"というステートメントを聞くことがあります。 結局のところ、誰もが自分の信念や哲学を持つことが許されています。彼らが私たちを嫌がらせたり、オンラインで非倫理的に行動したりしない限り、私たちはそれらを無視して、私たちだけを離れるように求めることができます。 構わないでいただきたいとお願いするだけです。もし彼らが永続的なもしつこいのであれば、私たちができることは、私たちのウェブサイト上のミッションステートメントを読むように求めることだけです。 しかし、いけばなの審査や競争については、そのような狭い視点(視点の狭さ)についていくつかの注意すべき点があります。 1....

2018年6月19日

花道史の基礎知識:神道の方へ(2)

日本文化史上の生け花の位置付けについて分かりやすい講義を見つけました。 筑波大学名誉教授今井雅治先生の日本語学習者向けの講義ですが、外国の方に日本文化、生け花を紹介したいという方にもとても役立つことでしょう。 https://jfcairo.wordpress.com/2013/01/06/ikebana/ この講義の中で私が関心を持った点はたくさんあります。 私の話(「生け花・環境芸術・神道」)の出発点として都合がいいので、おいおい説明していきます。 まず、注目したいのは、生け花と西洋アレンジメント...

2018年6月17日

パニック・アタック攻略法

もう1年ほど前になりますが、自分にはパニック・アタックの症状があるのではないかと書いたことがあります。 https://ikebana-shoso.blogspot.com/2017/11/blog-post_6.html 今年の四月に日本、ヨーロッパを5週間ほど旅行しました。 仕事とホリデーを兼ねたもので楽しみにしていましたが、最も心配したのは飛行機内でのパニック・アタック。長い旅ですから。 あの症状が出ると、気持ち悪さ、苦しさは耐えがたい。 呼吸困難に加え、機内で叫んで、外へ抜け出したいという狂ったよ...

2018年6月15日

生け花コンクール(1):ここまで来たか、グーグル翻訳

グーグルの翻訳がすごいということを最近、よく聞きます。 私は英語でもよく記事やら雑文やらを書きます。 しかし、それをグーグルを使って訳すということをしたことがありません。 ちょっと、実験してみたくなりました。 最近、生け花コンクールについて書いた英文の雑文は以下です。 http://www.shoso.com.au/2018/06/ikebana-competition.html これをグーグルで訳すと以下になります。 「私たちはIkebana Gallery Award(IGA)を宣伝しようとしていますが、...

神道の方へ(1)

自然破壊、環境汚染にはなかなか有効な手立てが出てこないまま、 地球は危機的な状況へと向かっています。 この現代の危機は、現代人の精神の危機と対応しているのではないか。 特に、主要な宗教が死生観、ことに死に対して有効な回答を提示しえていないということと関係があるように思えます。 私がそう考えるのには理由があります。 が、この話は長くなりそうなので、またの機会に続き...

2018年6月8日

フェイク・マスターズ

海外の生け花の世界には独特のものがあります。 そのうちの一つは、私が勝手にフェイク・マスターズと呼んでいる方々の存在。 フェイクですから、偽物。 ちょっと失礼ですから明言、公言はしません。 (ブログに書いたら、公言ですかね。読者は少ないでしょうが) マスターというからには、生け花で言えば家元とか、師範とか いろいろな言い方がありますが、要するに大家、達人ですね。 その真似をしている人が多いのです。 その方々の言動には、なかなか面白いものがあります。 私はそのモデルはどこにあるのだろうとずっと考えていま...

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