華道家 新保逍滄

2018年6月25日

一日一華:再び新書について


先に、「最近、新書は劣化したのではないか」などと書きました。
https://ikebana-shoso.blogspot.com/2018/05/blog-post_21.html

ところが早速前言撤回。
神道について知りたくて、買った2冊が面白かったのです。
「神道とは何か」伊藤聡、中公新書
「神道・儒教・仏教」森和也、ちくま新書

もちろん、神道はとても奥深いもので、ほんの数冊読んで何かがわかってくるというものではないのです。

ただ、禅宗の思想があまりに神道に似ているという思いがずっとありました。
もしかすると神道というのは日本人の宗教心の根底にある感性的な部分に関わり、
それを言語化した時に仏教という形になるのではないか、などと考えたことがあります。

突拍子もない仮説、と思っていましたら、そうではなく、
専門の学者の中にも私と同じ洞察を持って、理論化している方があることを知りました。

もちろん、それが「真実」だというようなことはないのです。「真実」などという用語はあまり使わないほうがいいでしょう。
しかし、一つの仮説として有意義な考え方ではあるようです。

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