華道家 新保逍滄

2016年6月4日

一日一華


残り物を寄せ集めて、
捨てる前にもう一度作品にしてみました。

今日も生け花の生徒から興味深い話を聞かせてもらいました。
話をしているうちに、生徒同士で
ある時、ふと心が触れ合う瞬間というものがあるようです。
出会いといったり、
エンカウンターと言ったり、
いろいろです。
涙を流しながら話していましたが、
それは全くジメジメしたものではなく、
ともかく、生け花の時間が生徒にとって
難しい現実から逃れ、
一時の憩いとなっているのだということでした。











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