華道家 新保逍滄

2019年4月30日

読書の愉しみ:生け花ーその可能性の中心

基本的に読書は好きです。 しかし、残念なことに愉しみのための読書はしばらくしていません。 今のところ、学術論文を書くための読書がほとんどですが、 その核になる書物から、少し離れた書物、 参考文献に加えられるかどうか、怪しいあたりの書物に、実は、とても面白いものが多いのです。 今、気になっているのは西洋モダニズムのいけばなへの影響。 「日本美術を見る眼」(高階秀爾)は、江戸末期以降、日本美術が西洋モダニズムを競って取り入れたあり様を教えてくれますが、おそらく同様の、新しいものへの激...

2019年4月23日

募集&募集

Would you like to get your ikebana essay published? 国際いけ花学会では日本語あるいは英語のエッセーを募集中です。 Deadline: 30 September 2019 International Journal of Ikebana Studies Post your work to be selected for the Ikebana Gallery Award 2019 生け花学習者ならどなたでも無料で簡単に参加できる生け花コンクール。 Deadline:...

2019年4月9日

生け花パフォーマンスの提案

生け花パフォーマンスについてはあれこれ書いてみましたが(https://ikebana-shoso.blogspot.com/2019/03/blog-post_11.html)、私の提案する一つのあり方がようやくまとまりました。 国際的な音楽家とのコラボ。 1時間に抑揚をつけて制作していく。 チケット販売開始です。 チケットがかなり高価であるのが心配ですが、 どのように受け入れられるでしょう? あまり頻繁にやれることではないので、できればたくさんの方、 特に生け花に関わる方々にご覧頂けたら、と希望しています。 というのは、私自身、30年くらい前になりますが、 勅使河原宏のメルボルンでの生け花パフォーマンスを見ていて、 それが自分に影響を与えていると感じるからです。 https://ikebana-shoso.blogspot.com/2019/03/blog-post_24.html 記憶はかなり曖昧です。 時期は90年代初め頃、私が彼の家元クラスを受講していた後、だったはずです。 ただ作品の印象は残っています。 当時は、まさか自分が同じような挑戦をやることになろうとは思ってもみませんでした。 ただ、ああ、生け花にはこんなこともできるのだな、と思ったことを覚えています。 実は、今回、この企画にたどり着くまでには、紆余曲折がありました。 幾つかの案が潰れ、また、潰しました。 自分の求めるものは何か、と何度か自問しました。 その時、一つのモデルになってくれたのが、勅使河原宏のパフォーマンスでした。 同じように、私のパフォーマンスを見てくれる方に 何か、残せないか、伝えられないか、と希望しています。 こういうところは改めるべきだとか、批判があってもいいと思いますが、 何かの形で影響を残せるようなものにしたいものです。 お知らせ:生け花パフォーマンス予約受付中 Wa:...

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