最近のある出来事。
自分では当たり前と思っていたことが、
実は、他の人からすると全く思いもつかない考え方だった、
ということだったのかな、と反省しているところです。
私は数十年生け花をやっています。
生け花の課題、問題点、可能性、そうしたことを考えるのは、
私にとっては当たり前のことです。
特に、生け花は全体としては衰退していると思います。
そこで、何か対応を考えようとするのは、私にとっては当たり前のこと。
どうしたらより多くのいけ花学習者を獲得できるのか?
これから生け花はどういう方向を目指すべきなのか?
ポストモダンの文化的状況に生け花をどう対応させるか?
こういう問題意識を持っている方は多いように思います。
私はいろいろな生け花関係者とお話しする機会に恵まれてきましたが、
それらは共通の問題意識でした。
もちろん、自分のために生け花をやるのだという方もあるのでしょう。
しかし、私は本当に「自分のためだけに生け花がやれる」ということが
よく理解できません。
ある生徒とじっくり話す機会があり、
この生徒からは私のことが全くわかってもらっていない、と気付いたのです。
私の生け花指導のミッション、目的というものを
きちんと説明しておかなければ、と思いました。
別の生徒から自分のミッションをきちんと発表することは
大事ですよ、とアドバイスされました。
それが嫌ならクラスに来ないでください、そう言ったらいいんです、と。
そこまで言う必要はないでしょうが。
ただ、私の意図が共有されていないと、この生徒はなぜこちらへ動かないのだろう?
というような少々困った経験をすることになるのだ、と
今更ながら、気付いた次第。
Related Posts:
一日一華:枝物
本年度十一月には年末ワークショップとして
ブライダル・ブーケ
投げ入れ
枝物を取り入れて
という3つの課題に取り組みました。
3回目は大きな枝で遊ぼうということでしたが、
「大きな枝」とは何だ、その定義は?と尋ねられました。
なるほど。
自分でもきちんと定義したことがなかったことに気付きました。
大きな枝とは、花ハサミで切れない枝だ、というと納得してくれました。
のこぎりで切断して、もう一度集めて、組み合わ… Read More
一日一華:庭の木瓜で
我が家の木瓜が咲いています。
今年は赤とピンクの木瓜があまり調子が良くなく、
使えそうにありません。
まだ小さく、根付いていないのかもしれません。
… Read More
一日一華
十月九日、私たちの合同華展が無事終わりました。
とても盛況でしたから、成功と言っていいと思います。
生徒にとって有意義な経験だろうということで
参加しているわけですが、
私にとっても有意義な展覧会でした。
ただ、反省点もたくさんあります。
おそらくそれはかなり根深い文化的なものだろうと思います。
私の生徒は多くが協力的ではありますが、
まだ、運営のお手伝いという点では不足な部分が多いのです。
庶務において他流派の方々に依存しすぎている… Read More
一日一華:名画の前に
これほど素晴らしい名画の前に華を、というリクエスト。
苦労を察していただけるでしょうか。
グリーンゴッデス、緑の女神という商品名のカラー
を並べて立ててみました。
ある時から「忙しい」という言葉を
口にしないように心がけています。
おそらくそれは「忙しい、忙しい」とまるで念仏でも唱えるように
繰り返す人に出会ったことがあるからだと思います。
昨今、おそらく誰でも忙しいでしょう。
「忙しい」と口癖のように言っている人は
時間管理ができない… Read More
一日一華:レモン
庭のレモンです。3メートルほどの高さに育っているのに全く実をつけないレモンでした。
ところが今年突然の豊作。おそらく冬の間、雨が多かったせいでしょう。
枝が垂れて、車の頭にぶつかります。
仕方なく2本ほど剪定。
捨ててしまうのはもったいないですね。
素晴らしい花材です。
庭の他の草花と取り合わせてみました。
… Read More