華道家 新保逍滄

2017年5月11日

一日一華:忙しいわけではなく


インプロバイゼーション・アーティスト。
なんだかよくわかりません。
私の生け花の生徒のお兄さんが、そういう仕事をされているそうです。
豪州では唯一の存在であるようです。
おそらく世界的にもそのような仕事に携わっている人はあまりなかろうと思います。

面白いのはこの方の仕事観。
珍しい特技で、本人もそれで生活できるとは思っていなかったようですが、
次から次へと様々な依頼がやってくる。
それを夢中でこなしているうちに、キャリアを積み、
なんとかアーティストとして身を立てているということです。
大きな目標に向かってコツコツ努力するというのではないのです。
まず、パッションがある。
好きなことを夢中になってやっていると
こちらから仕事や目標を追いかけなくても、
仕事の方が次々にやってくる、というのです。

私も今週、3件くらい思いがけない仕事の依頼が続きました。
忙しいとは感じないのですが、大変だなあ、と話すと、
「それでいいのよ。私の兄と一緒よ」
と、その生徒が励ましてくれました。

今この時、このプロジェクトに全力投球。
すると、将来の展望はあまりなくとも、
ひとりでに道が開けていく、ということもあるのかもしれません。

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