造花で生け花を、というリクエスト。
プロですから、リクエストがあれば何でも応じます。
初めての試みです。
造花の質がいいのに感心しました。
しかし、これが生け花と言えるのかどうか。
生け花にはいろいろな定義がありますが。
例えば、花、水、器の3要素があって成り立つのが生け花だという定義からすれば、
水がないわけです。いけ花とは言えないでしょう。
死んでいる花(つまり切り花)を生かすから、いけ花というのだ、という定義(これは私の定義ですが。詳細は「21世紀的いけ花考」参照)からすると、そういう側面はありそうですね。造花という死んでいる花に、手を加えることで生命を宿らせているということが成立しているならば、まあ、いけ花かなとも言えそうです。
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以下は、生命科学者から孫へのメッセージと題された、柳澤桂子「すべての命が愛おしい」(集英社)の一節。著者はお茶の水女子大学名誉博士とあります。
「里菜ちゃんへ
鯨を食べたことがありますか?おばあちゃんの子供のころ、(略)よく食べました。(略)その後、環境保護団体から「鯨をとってはいけない」という圧力がかかりました。
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生け花と捕鯨(1)
日本が国際捕鯨委員会を脱退するということです。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181228-00059221-gendaibiz-pol
残念ながら国際社会において日本側の論理、言い分は全く説得力がありません。
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鯨の巨大便(1)で、捕鯨は国益を損なうと書きました。
http://ikebana-shoso.blogspot.com.au/2017/06/blog-post_8.html
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しかし、政治的な問題として話したほうが、日本は反捕鯨へ動くのではないか、
そこで政治的な問題として書いているのです。
そこをもう少し詳… Read More