華道家 新保逍滄

2019年1月30日

環境芸術における美学と倫理

環境芸術においては倫理の問題が重要になってきます。 つまり、どんなに美しい作品であれ, 倫理的でなければ(すなわち、環境破壊の要素を含んでいれば)、 環境芸術として成り立たない、 環境芸術における美学も損なわれる、ということです。 生け花についても同様の問題が生まれてくるでしょう。 さて、倫理!ですが、これがなかなか難しい。 特に環境芸術における倫理となると、確固としたものではない、 変化するということが一層問題を難しくしています。 新しい知識がもたらされることで、ガラリと認識が変わってしまうことがあります。 例えば、豪州クーインズランド大学のTed...

2019年1月20日

生け花における美学と倫理

美と倫理は関係があるのか? 西洋芸術の論者は哲学好きですから、こうした問題もよく議論されます。 芸術至上主義などという言葉が日本ではあるようです。 おそらくオスカー・ワイルドの一部の代表作などを評するのに使われる立場でしょうか。 つまり、美に倫理はあまり関係ないという立場でしょう。 そういう立場は、モダンから現代芸術においても、強いように思います。 おそらく(というのは私の専門分野でないので、自信はないのです) モダン以前、芸術は倫理に強く影響されていたと言えるでしょう。 しかし、モダン以降の芸術には芸...

2019年1月11日

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