さらに英語にまつわる話を続けます。先のポストで英語攻略の秘訣を紹介し、英語解読はたやすいなどと書いたばかりです。https://ikebana-shoso.blogspot.com/2022/06/blog-post_21.html
たいていの英書は大丈夫。オーストラリアの大学院から学位がいただける程度の読解力はあるはずなのです。
ところが、これは手強い!と感じた本に最近出くわしました。
Pierre Bourdieu, The Rule of Art, Stanford University Press.
フランスの社会学者の著作を英訳したものです。一文が果てしなく長く、息切れするほどで、さらに文構造が複雑なのです。社会学の英書で、ここまで難解なものはあまり読んだことがありません(もちろん、相当に限られた読書経験内での話でありますが)。これはこの著者の特徴なのか、フランス人はみんなこんな文で考えているのか(フランス語教師の家内によれば、そういうことはないようです)、翻訳のせいなのか、それはよく分かりませんが、とても苦労しました。
翻訳ということでは、例えば、西洋の哲学書など日本語訳だとちんぷんかんぷんなのに、英語だと簡単に理解できるということがよくあります。そうすると、翻訳のせいで実際以上に難しくなっている可能性もあるように思います。
この本は、私が準備していた論文にとって重要な参考書で、なんとか読み込む必要がありました。そして、ともかく仕上げた論文が以下の通り出版されました。
井上治・森田都紀 編集「伝統文化 研究編 (はじめて学ぶ芸術の教科書)」京都芸術大学第一章 第二次大戦前後の生け花場における自由花運動の相対的位相 新保逍滄
戦前の「自由花運動」が開花したのが、戦後の「前衛いけ花」だということが通説のようです。しかし、両者には異質なものがあるように思えました。小さな、しかし本質的な差異。そこを掘り下げてみたいということだったのです。
おそらく、学士レベルの学術論文というのは、こうした小さなところに拘って、きちんと論理的に掘り下げる、ということができたら十分なのではないかと思います。さらに、通説に対し少しでも違った観点を提出できたら上出来でしょう。大論文、世紀の大著などを目指す必要はないのです。そのような点から参考にしていただけたらありがたいです。
また、この「芸術の教科書」所収の論文が山根翠堂という魅力的な華道家の再評価につながれば、とも願っています。よろしければ以下のリンクからご購読下さい。
なお、この出版に至るまでにご協力いただいた多くの方々にお礼申し上げます。私の論文を評価してくださった京都芸術大学の井上治先生、資料提供にご協力いただいた真生流家元山根由美様、4回、5回と校正に付き合ってくださった京都芸術大学出版局藝術学舎担当者の方々、ありがとうございました。
<電子書籍>
リフロー型の電子テキストとして販売。
■Kindleストア 価格¥1200
www.amazon.co.jp/dp/B0B4C36WPM ※予約ページ
■honto 価格¥1200
https://honto.jp/ebook/pd_31775546.html ※予約ページ
等、電子書籍書店にて
<オンデマンド書籍>
デジタル印刷の技術を使い、1部から少部数(300部程度)までの製造に対応するものです。読者の注文を工場で情報受け取りしてから製造します。
以下2店舗で扱います。
■amazonPOD 価格¥1300
www.amazon.co.jp/dp/4909439617
■honto (https://honto.jp/) 価格¥1300
予約ページ準備中
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